9月24日、京セラドーム大阪でオリックスと北海道日本ハムの第23回戦が行われる。両軍ともCSの可能性が消滅し、来季に向けて選手個人の成長が課題となるカードになる。23日の試合では投手陣が8失点、打線も無得点と完敗を喫したオリックスと、千葉ロッテ相手に1得点と。打線が低調に終わった北海道日本ハムのぶつかる一戦。
【今季対戦成績】
オリックス→7勝13敗2分 北海道日本ハム→13勝7敗2分
【オリックス】張奕投手 7試合2勝3敗 23.1回 15奪三振、防御率5.79
【北海道日本ハム】金子弌大投手 25試合7勝7敗 104.2回 71奪三振、防御率3.18
オリックスの先発を務めるのは張奕投手。直近の3試合は、浅い回の途中で降板して敗戦投手となっており、チームに貢献できていない。24日の相手は8月にプロ初先発初勝利を挙げた北海道日本ハムだけに、好投を期待したいところ。
北海道日本ハムは金子弌大投手が先発。今季古巣相手には6度先発し、32回を投げ自責点わずか2の防御率0.56、4勝負けなしと見事に恩返しを見せている。さらに4月以降に先発した5試合では全て無失点と圧巻の数字。24日も相性の良さを発揮し、かつての沢村賞投手としての貫禄を示せるだろうか。
なんとか金子投手を攻略したいオリックス打線では宜保翔選手に期待だ。23日に2度目の一軍昇格を果たしたルーキーは、8番・遊撃でスタメン出場するとプロ初安打を含む2安打1四球の活躍を見せた。チーム全体が金子投手に苦しむ中、若武者の一打が風向きを変えるか。
北海道日本ハム打線では清宮幸太郎選手にフォーカス。8月の張投手との対戦では、チーム唯一の得点となるソロ弾を放った。24日もその再現で勝利に貢献できるだろうか。
文・山下虎太郎
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