9月24日、楽天生命パーク宮城で楽天と福岡ソフトバンクの今季最終戦が行われる。「0.5」ゲーム差で千葉ロッテと3位を争う楽天と「1」ゲーム差で埼玉西武と優勝を争う福岡ソフトバンクが激突する今試合。見どころを紹介していく。
【今季対戦成績】
楽天→11勝13敗 福岡ソフトバンク→13勝11敗
【楽天】美馬学投手 24試合8勝5敗 138.2回 110奪三振、防御率4.09
【福岡ソフトバンク】千賀滉大投手 25試合13勝7敗 174.1回 222奪三振、防御率2.89
楽天の先発は美馬学投手だ。前回登板の福岡ソフトバンク戦では5回1失点の好投で8勝目をつかんでいる。再びの好投で、良い流れをつなぎ、CS進出を確定させたい。
打線ではブラッシュ選手に注目だ。23日の試合では、試合を振り出しに戻す値千金の第33号2ランを放つ活躍を見せた。CS進出に向けて負けられない戦いが続く中、何度もチームを救ってきた主砲は、チーム、そしてファンの期待に応える活躍を見せられるか。
対する福岡ソフトバンクの先発は千賀滉大投手だ。8月は防御率5.40と非常に苦しんだが、9月に入り、6日のロッテ戦ではノーヒットノーランを達成するなど、エースらしい堂々としたピッチングを取り戻した。逆転優勝を目指すチームを自らの投球で勝利に導きたい。
打線で注目したいのはグラシアル選手。前カードのオリックス戦では2試合連続本塁打を放ち、逆転優勝を目指すチームを勢いづけた。母国の代表戦に出場するため、約1カ月チームを離れたにも関わらず、チーム3位の28本塁打を放っており、首脳陣からの信頼も厚い。一戦も落とせない状況で、グラシアル選手の豪快な一発に期待がかかる。
文・後藤万結子
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