矢野選手の起死回生の一打で引き分けた北海道日本ハム。打撃好調の21歳・清水選手の奮闘にも注目だ

パ・リーグ インサイト

2018.3.24(土) 09:30

23日の試合では9回2死から飛び出した仕事師・矢野選手の適時打で、試合を引き分けへと持ち込んだ北海道日本ハム。オープン戦通算の勝敗は変わらず五分のままであり、チームとしてもオープン戦で貯金を作ってから気分よくシーズンを迎えたいところだろう。

オープン戦もあとは本拠地・札幌ドームでの東京ヤクルト戦2試合を残すのみ。ここでは23日の試合を振り返りつつ、24日に行われる試合の見どころを挙げていきたい。

【3月23日終了時 オープン戦成績】
北海道日本ハム→5勝5敗3分

23日の東京ヤクルト戦では先発のロドリゲス投手が初回にバレンティン選手に2ランを浴びたものの、その後は粘りを見せて5回2失点と試合を作っている。終盤に救援陣が崩れて5失点を喫したものの、宮西投手と田中豊投手は無失点の好リリーフを披露している。

打線は横尾選手と西川選手に本塁打が飛び出し、主砲の中田選手とレアード選手もそれぞれ2安打を記録して状態は上向き。1点ビハインドの9回2死と絶体絶命の状況から代打・矢野選手が起死回生の同点適時打を放って試合を引き分けに持ち込み、計15安打7得点と攻撃陣は活発なところを見せた。

そんな中、開幕マスクを狙う21歳の清水選手が二塁打2本を放ってオープン戦での打率を.346まで上げ、打撃面での大きな成長を感じさせている。定位置確保に向けてはFAで古巣に復帰した鶴岡選手という大きなライバルが立ちはだかっているが、現在の調子を維持できればスタメンを勝ち取れる可能性は十分。将来を嘱望される若武者の奮闘に、24日も注目したいところだ。

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