1975年生まれの同級生、福浦の2000安打達成時にも花束
埼玉西武の松井稼頭央2軍監督が16日、今年限りで現役を引退する千葉ロッテ・福浦和也内野手兼2軍打撃コーチにサプライズで花束を贈った。2人は握手を交わした後にがっちりと抱擁していた。
この日、埼玉西武第二球場では埼玉西武対千葉ロッテの2軍戦が行われる予定だったが、悪天候のため中止に。埼玉西武の室内練習場での練習を終えた千葉ロッテ2軍のもとに、埼玉西武の2軍選手も駆けつけ、選手たちが見守る中で松井2軍監督から福浦に花束が手渡された。
昨季、福浦が2000本安打を達成した際にも花束を贈呈している松井2軍監督は「同級生の2000本安打に立ち会えたことは印象に残っている。同期入団で、チームは違うがいいライバルだった」と盟友の雄姿を労った。
松井2軍監督と福浦は同じ1975年生まれの同級生。グラウンドで顔を合わせれば互いの体調を気遣い、松井2軍監督が楽天で現役生活を送っていた時には何度か食事も共にした仲で「投手で入団して、首位打者も獲っている。打つのも守るのも、どれをとってもすごい。本人の努力ですね」と稀代のヒットメーカーの功績を称えた。
現役時代は埼玉西武で長くエースを務めた西口文也1軍投手コーチは福浦について「広角に打ち分けることができるし、外の変化球にもちょこんと合わせてヒットにされていた印象がある。バットコントロールがうまかったね」と幾度となく対戦した当時を懐かしんだ。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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