9月11日、メットライフドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの第24回戦は、4対1で埼玉西武が勝利。先発のニール投手が7回1失点の好投を見せ、埼玉西武が単独首位に躍り出た。
試合が動いたのは3回裏。山川穂高選手、木村文紀選手の連打などで2死満塁と先制のチャンスを作ると、「大事な一戦で大きなチャンスで回してもらったので気合が入りました」と、3番・森友哉選手が福岡ソフトバンク先発の高橋礼投手から走者一掃の適時二塁打を放ち、埼玉西武が3点を先制する。
援護を受けた埼玉西武先発のニール投手は5回表、デスパイネ選手に33号ソロを浴び1点を返されるも、その後は要所を締める投球で本塁を踏ませず、7回1失点の好投でマウンドを降りた。「今日は首位攻防戦に先発ということでチームメイトやファンの熱気が投げている中でも伝わってきたよ。投球を振り返ると、要所でゲッツーを取れたのがよかった」とコメントした。
埼玉西武は8回裏、栗山巧選手、外崎修汰選手の連続四球でチャンスを迎えると、山川選手が二遊間を破る適時打を放ち、4対1に。最終回は埼玉西武の守護神・増田達至投手が3者凡退に抑え、試合終了。
勝利した埼玉西武は、先発のニール投手が7回7安打1失点の好投で球団外国人タイ記録となる9連勝を記録。2桁勝利にも到達した。9回表に登板した増田達至投手は通算100セーブをマークした。敗れた福岡ソフトバンクは、先発した高橋礼投手が6回5安打3失点の力投も、打線が援護できず。首位攻防2連戦の初戦を落とし、首位から陥落した。
文・粟盛優佳
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