大谷選手の才能を高く評価「一世代に一度の才能だ」
投打の二刀流実現を目指すエンゼルス大谷翔平選手。開幕をメジャーで迎えるのか、マイナーで迎えるのか、その去就が大きな注目を浴びている。そんな中、メッツやヤンキースなどで活躍した元サイ・ヤング投手のデービッド・コーン氏が、大谷選手の将来も考えて、マイナーで開幕を迎えるべきだと提言している。米メディア「スポルティング・ニュース」が伝えている。
ワールドシリーズ優勝を5度経験した通算194勝を誇るコーン氏は、1986年に23歳でロイヤルズからメジャーデビュー。17年にわたるキャリアを誇る。現在「YESネットワーク」で解説を務める元投手は、大谷選手について「才能は間違いなくある。彼は一世代に一度の才能だ。打者そして投手も間違いなく可能だ」と絶賛。同時に「ただし最初から結果を求めるのは酷だ。現時点では、彼が順応するためにもう少し時間が必要かもしれない」と日本人右腕を慮ったという。
メジャーではベーブ・ルース氏以来の二刀流を目指すとあり、大きな注目と期待を一身に集めている。その結果、オープン戦で思うような結果が残せていない大谷選手について、周囲は早くも“期待外れ"の烙印を押そうとしている。だが、コーン氏は外野の雑音を制するように「意見するにはスプリングトレーニングのハイライト映像だけじゃ不十分だ」と話し、「日本から来た若い選手を少しばかり守ることは悪い考えではない。順応するため、慣れる時間をもう少し与えるんだ」と、目先に左右されず長いキャリアを送る上でも、開幕をマイナーで迎えさせることを提言した。
開幕が29日(日本時間30日)に迫る中、エンゼルスはどんな決断を下すのだろうか。
記事提供: