9月8日、楽天生命パーク宮城で行われる楽天と埼玉西武のカード3戦目。7日の試合では、楽天が僅差の試合を勝利し、連敗を4でストップさせた。千葉ロッテと激しい3位争いの中にあるだけに、何としてもカード勝ち越しが欲しいところ。
一方の埼玉西武は、連勝が4で止まっている。11日からは首位・福岡ソフトバンクとの直接対決が待っているだけに、この試合の勝利が首位浮上への大きなカギになる。この試合は、両チームにとって一段と負けられない試合になりそうだ。
【今季対戦成績】
楽天→11勝8敗 埼玉西武→8勝11敗
【楽天】石橋良太投手 25試合7勝6敗 107.2回 60奪三振、防御率3.85
【埼玉西武】本田圭佑投手 13試合6勝5敗 74回 48奪三振、防御率4.62
楽天の先発は石橋良太投手だ。1日の北海道日本ハム戦では7回無失点の圧巻の投球で7勝目を挙げている。埼玉西武に対しても、8月25日の前回対戦では6回2失点で白星を挙げている。丁寧な投球を心がけ、チーム単独2位の8勝目を狙いたい。
埼玉西武は本田圭佑投手を先発のマウンドへ送る。8月29日の北海道日本ハム戦では7回途中2失点と試合を作り、6勝目を挙げた。ただ、楽天に対しては今季2試合に登板し、2敗を喫するなど、悔しい結果が続いている。躍動する姿を地元・宮城のマウンドで見せたいところだ。
楽天打線では、2試合連続で1番に座っている島内宏明選手に注目だ。7日は、2点を追う3回裏に適時打を放って追い上げムードを作ると、続く4回裏には同点の場面で勝ち越し打を放った。埼玉西武に対しては対戦打率3割を超えているだけに、カード勝ち越しを決める一打に期待したい。
埼玉西武の野手陣では主砲・山川穂高選手に期待したい。7日の試合では、「9月1号」となる特大の41号ソロを左翼席に放ち、続く第2打席にも安打を記録した。ここ数試合は4番・中村剛也選手の活躍が注目されていただけに「もう1人の4番」が再びチームを勢いづけられるか、注目だ。
文・吉田貴
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