9月6日、楽天イーグルス利府球場で行われた楽天と東京ヤクルトのイースタン・リーグ公式戦、第19回戦は、1対1の引き分けとなった。
1回表、楽天の先発・福井優也投手は東京ヤクルトの上位打線を3者連続三振に仕留め、上々の立ち上がりを見せる。しかし3回表、連打で2死1,3塁のピンチを招くと、東京ヤクルトの2番・田代将太郎選手に適時打を浴び、先制を許してしまう。
1点を追いかける展開となった楽天は4回裏、6番・ウィーラー選手が東京ヤクルト・清水昇投手の甘い球を捉え、打球を左翼席に運ぶ。一旦はファールとされたものの、審判団の協議の末にホームランへと判定が覆り、楽天が1対1と試合を振り出しに戻した。
5回以降は、両先発がピンチを招きながらもスコアボードにゼロを並べ、1対1と同点のまま試合は終盤の攻防へと進んでいく。8回表、楽天は無死満塁の場面で登板した3番手・寺岡寛治投手が、併殺と内野ゴロでしのいで得点を与えず。9回表は4番手・小野郁投手が東京ヤクルト打線を3者凡退に打ち取り、流れを引き寄せる投球を見せる。
迎えた9回裏、楽天は先頭の5番・山下斐紹選手が右前打を放つと、盗塁と申告敬遠で無死1,2塁とする。しかし、犠打を試みた7番・内田靖人選手の打球が併殺打となり、好機を生かすことができず。スコアは1対1のまま、試合は延長戦へと突入した。
延長10回表、楽天は5番手・近藤弘樹投手が得点圏に走者を背負いながらも無失点。続く11回表は6番手・西宮悠介投手が東京ヤクルト打線を3者凡退に抑え、最終回の攻撃へ望みをつなぐ。しかし11回裏、東京ヤクルト・五十嵐亮太投手に打線が封じ込まれて試合終了。楽天と東京ヤクルトの3連戦初戦は、1対1の引き分けに終わった。
12345678910 11 計
ヤ 001000000 0 0 1
楽 000100000 0 0 1
ヤ 清水昇-寺原隼人-蔵本治孝-風張蓮-五十嵐亮太
楽 福井優也-高梨雄平-寺岡寛治-小野郁--近藤弘樹-西宮悠介
文・成田康史
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