外崎修汰が2発&中村剛也が満塁弾。埼玉西武が打線爆発でカード勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2019.9.4(水) 21:21

埼玉西武ライオンズ・外崎修汰選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・外崎修汰選手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月4日、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックスと埼玉西武の第23回戦は、10対2で埼玉西武が快勝。3本塁打を含む12安打10得点と打線が爆発し、カード勝ち越しを決めた。

 埼玉西武は2回表、オリックス先発・張奕投手の甘く入った変化球を、外崎修汰選手がジャストミート。高々と舞い上がった打球は先制の22号ソロとなった。しかし、オリックスも直後の2回裏に攻勢を仕掛ける。モヤ選手、中川圭太選手の連打などで2死2,3塁とすると、8番・山足達也選手が埼玉西武先発の榎田大樹投手から逆転の2点適時打を放った。

 以降2イニング連続でスコアボードに0が並んだが、5回表、先頭の金子侑司選手の打球に対し、オリックスに守備の乱れが出たところで試合が再び動きを見せた。秋山翔吾選手の安打で無死1,3塁とすると、源田壮亮選手の内野ゴロで1点を返し、同点に。さらに、森友哉選手の安打で再び1死1,3塁としたところで、中村剛也選手の犠飛で勝ち越しに成功した。

 流れを引き寄せた埼玉西武打線が試合を決めにかかる。7回表に外崎修汰選手が今日2本目となる23号3ランを放ってリードを4点に広げる。さらに続く8回表には、4番・中村剛也選手がバックスクリーンに飛び込む27号満塁弾。得意の一発攻勢でリードを8点に広げ、とどめを刺した。

 意地を見せたいオリックスだったが、3回以降は打線が無得点に沈黙し、試合終了。試合は10対2で埼玉西武が勝利を飾った。

 大爆発の打線では、4番・中村選手が1本塁打5打点で通算3000塁打を達成、6番・外崎選手が2本塁打4打点。打線の上位と下位に関係なく、神戸の空にアーチを描いた。福岡ソフトバンクも勝利しているため、ゲーム差は変わらず。しかしながら、次戦に向けて弾みのつく内容となったと言えるだろう。敗れたオリックスは、投手陣が守備の乱れから相手打線の勢いに飲み込まれた。

文・吉田貴

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