千葉ロッテとオリックスは延長12回決着つかず。両軍合わせて13投手が登板

パ・リーグ インサイト

2019.9.2(月) 22:44

千葉ロッテマリーンズ・マーティン選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・マーティン選手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月2日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスの第22回戦は、2対2の同点で試合終了。乱打戦になるかと思われた試合は、一転して両チームの我慢比べに。3回以降、両チーム共に投手陣が気迫のリレーを見せ、最後の最後までスコアボードに0が並び続けた。

 試合序盤から両チームによる点の取り合いとなった。まずは1回裏、1死1塁からマーティン選手が2試合連続の10号2ランを右翼席に叩き込み、千葉ロッテが2点を先制。しかし、直後の2回表にオリックスが1死2,3塁のチャンスを演出すると、佐野皓大選手の内野ゴロと、西浦颯大選手の適時打ですぐさま同点とした。

 千葉ロッテ・土肥星也投手とオリックス・K-鈴木投手の両先発は、それぞれ立ち上がりに2点を失う形に。しかし、以降は両投手ともに5回まで無失点。K-鈴木投手はピンチで直球が150キロを計測するなど、ギアチェンジを上手く利用。土肥投手も得点圏に走者を背負う場面があったが、得意のチェンジアップを交えて打者を幻惑した。試合序盤から一転して投手戦となり、2対2のまま後半戦に突入した。

 両チームの救援陣も好投を見せる。千葉ロッテ・阿部和成投手は6回表2死1塁の場面でバトンを託されると、安達了一選手を見逃し三振に打ち取る。続く7回表にもマウンドに立ち、3者凡退に抑える好救援。一方のオリックスも、2番手・海田智行投手が7回裏を3人で片付けた。以降もスコアボードに0が並び、試合は延長戦へ。

 千葉ロッテが松永昂大投手、東條大樹投手、酒居知史投手、中村稔弥投手、そしてチェン投手とつなぐ。一方のオリックスも増井浩俊投手、ディクソン投手、神戸文也投手、岩本輝投手のリレーを見せて無失点。両チームともに投手陣が踏ん張りを見せた試合は2対2の同点で幕切れとなった。

 なお、8回裏に登板した増井投手が通算150ホールドを記録。阪神の藤川球児投手以来、史上2人目となる150セーブ&150ホールドの快挙を達成した。

文・吉田貴

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