打線が反撃できず、8回の森の適時打の1点止まり
■福岡ソフトバンク 4-1 埼玉西武(1日・メットライフ)
埼玉西武は1日、本拠地での福岡ソフトバンク戦(メットライフD)で接戦を落とした。勝てば、単独首位に浮上する一戦だったが、先発の十亀が2被弾でリズムを作れず。打線は8回にチャンスを作ったものの、森の適時打で1点を返すのがやっとだった。
3タテで首位浮上というこのカード。2勝1敗で終えた辻監督は「そんなに甘くない。でも2つ勝てた」と勝ち越しを前向きに捉えた。先発・武田の前に6回まで4安打6三振と打線が奮わず。8回に3番手・モイネロからチャンスを作ったが、森の適時二塁打で1点を返すにとどまり追いつくことはできなかった。指揮官は「武田のコントロールが思ったよりもよかった。向こうも必死だし、こっちも必死」と、粘りを見せたナインを労った。
先発の十亀が6回に松田宣に26号ソロを許し、これが大きな追加点となってしまった。辻監督は「十亀はまずまずだったけど、天敵の松田宣に打たれたね。カーブだけは用心しろと投手コーチに言っていたんだけどな」と苦笑い。チームの連勝は5で止まったが、大事なカードを終え首位福岡ソフトバンクとの差は1に詰め寄った。辻監督は「これからは上からも下からも混パ。気持ちを切り替えて明後日からやるしかない」と前を向いていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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