栗山巧が球団新&山川穂高が40号到達! 埼玉西武が5連勝で首位とゲーム差0

パ・リーグ インサイト

2019.8.31(土) 21:51

埼玉西武ライオンズ・栗山巧選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・栗山巧選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月31日、メットライフドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの首位攻防戦は、10対5で埼玉西武が大勝。打線が本領を発揮し、首位とのゲーム差を0とした。

 福岡ソフトバンク先発・和田毅投手に対し、埼玉西武打線が初回から大きく切り込んだ。1回裏、森友哉選手が4試合連続弾となる21号2ランを放ち、いきなり先制する。さらに、外崎修汰選手の適時打や山川穂高選手の39号2ランなどで、この回一挙5得点。2回裏には秋山翔吾選手にも今季19号ソロが飛び出し、6対0と序盤から大きく福岡ソフトバンクを引き離した。

 福岡ソフトバンクは3回表、今宮健太選手の三ゴロの間に1点を返すが、その裏、埼玉西武は木村文紀選手の犠飛で追加点を挙げる。

 6点を追う福岡ソフトバンクは、4回表に松田宣浩選手の25号2ラン、5回表にグラシアル選手の適時打で3点差に迫ったが、埼玉西武打線がダメ押し。7回裏、山川選手に2年連続の大台到達となる40号ソロが飛び出すと、8回表、グラシアル選手に23号ソロを浴びるものの、その裏、外崎選手のタイムリーなどで2点を追加。ここにきて10対5と、福岡ソフトバンクを突き放した。そして大きなリードを持って迎えた9回表は、増田達至投手が抑えて試合終了。

 埼玉西武と福岡ソフトバンクの首位攻防第2ラウンドは、10対5で埼玉西武が打ち勝った。先発の高橋光成投手は5回4失点(自責2)で自身初の10勝目。打線は15安打4本塁打10得点の猛攻で、初回からリードを譲らなかった。

 また、栗山巧選手が3回裏に通算1807本目となる安打を放ち、石毛宏典氏が保持していた球団の最多安打記録を更新。プロ18年目となるミスターレオは「憧れの大先輩の記録を超えられたこと、ライオンズファンからの歓声が大変うれしかったです!」と喜びを語った。

 雨天中止を挟み、これで5連敗となった福岡ソフトバンクは、先発の和田投手が2回6失点と誤算。「初回から試合を壊してしまった。大事な試合にこのような結果になってしまい、本当に申し訳ない」と肩を落とした。

文・粟盛優佳

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE