8月30日、楽天対北海道日本ハムの試合が楽天生命パーク宮城で行われる。3連戦の初戦をものにするのは、前夜に悔しい延長負けを喫した楽天か、それとも山賊打線の一発に泣いた北海道日本ハムか。注目の一戦の見どころを紹介していく。

【今季対戦成績】
楽天→9勝10敗1分　北海道日本ハム→10勝9敗1分

【楽天】弓削隼人投手 5試合2勝2敗 30.1回 23奪三振、防御率2.97
【北海道日本ハム】北浦竜次投手 2試合1勝0敗 6回 3奪三振、防御率4.50

　楽天の先発は、ルーキーの弓削隼人投手。7月30日の再昇格以降は快投を続けていたが、8月23日の埼玉西武戦では4回7失点と打ち込まれてしまった。2試合で防御率0.68と好相性を示している北海道日本ハムを相手に本来のピッチングを取り戻し、自身の連敗を2で止める好投を見せたいところだ。

　対する北海道日本ハムの先発は北浦投手。プロ初先発となった8月23日のオリックス戦では4回まで無失点と好投したものの、勝利投手の権利を目前にした5回に崩れてしまい、4回1/3を2失点で勝敗はつかず。この試合では前回つかまった5回を乗り越え、先発としての初勝利を手にできるだろうか。

　ルーキーを援護したい楽天打線の注目は、昨日の試合で猛打賞を放った茂木栄五郎選手。左投手相手には打率.327と高い打率を残しているが、前日に延長戦で力尽きたチームに勢いを与えることができるか。左キラーの活躍に期待したい。

　北海道日本ハム打線では、大田泰示選手に注目だ。29日の埼玉西武戦では18号ソロを含む2安打1打点と活躍し、10試合連続安打、6試合連続打点中。チームは道東3連戦で埼玉西武に3連敗を喫してしまっただけに、打撃好調の2番打者がチームに流れを持ってこれるかは重要な要素となってきそうだ。