オリT-岡田選手、打率0割でも“吉兆”? 「この時期、良かったことないですから」
オリックスのT-岡田外野手が“新打法"で開幕スタメンを勝ち取る。21日、広島とのオープン戦(マツダスタジアム)が雨天中止となり、チームは室内練習場で調整した。ここまでオープン戦打率0割と苦しむ和製大砲は打撃練習で「天秤打法」を試し復調への糸口をつかもとしていた。
下山1軍打撃コーチ、福良監督が見守る中、打撃ゲージで快音を響かせたT-岡田選手。よく見ると打撃フォームを微妙に変化させていた。構えた際にグリップから右手と左手を離す「天秤打法」だ。昨季も不調に陥った際に取り入れていた打法で本人も「試したよいうより、修正ですね。毎年、この時期は良かったことないですから」と説明した。
実際に昨季の4月2日対楽天戦(京セラドーム)ではこの「天秤打法」でシーズン第1号を放っている。春季キャンプでは腰痛で2軍調整となり、17日の横浜DeNA戦(京セラドーム)で1軍復帰。復帰後は2試合が雨で中止となり打席数が少ないのも悩みの種だ。それでも「あと3試合でやるべきことをしっかりやるだけ」と決意を見せた。
昨シーズンのように開幕までに状態を上げ、キレイな放物線を描くことができるだろうか。1996年以来、22年ぶりのリーグ制覇に向け背番号「55」の活躍は必要不可欠だ。
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