8月28日、ファイターズ鎌ケ谷スタジアムで行われた北海道日本ハムと千葉ロッテのイースタン・リーグ18回戦は7対4で北海道日本ハムが勝利した。

　2回表、北海道日本ハムは先発の加藤貴之投手が四球と安打で1死1,3塁のピンチを迎えると、松田進選手の内野ゴロの間に先制を許すが、打線がすぐに反撃した。直後の2回裏、海老原一佳選手の2ランで逆転に成功すると、2死満塁のチャンスにワイルドピッチで1点を追加し、3対1と優位に立つ。

　2点を追う千葉ロッテは2番手の石崎剛投手が3イニングを無失点で抑えると、6回表に山口航輝選手のソロで1点を返し、試合は接戦のまま終盤へ。後を受けた田中靖洋投手も2イニングをパーフェクトな投球で打線の逆転を待つ。すると8回表、走塁妨害で1死1,3塁の好機を迎えると、安田尚憲選手の打席で牽制悪送球となり、藤岡裕大選手がホームイン。3対3と試合は振り出しに戻った。

　この流れに乗りたい千葉ロッテだったが、4番手の渡邉啓太投手が誤算だった。同点直後の8回裏、谷口雄也選手に一発を浴びて勝ち越しを許すと、2死から万波中正選手、郡拓也選手、難波侑平選手の3連打で3点を奪われて勝負あり。

　勝利した北海道日本ハムは2番手の宮台康平投手が6回3失点で今季3勝目を挙げた。打線は3回から7回まで1安打に抑え込まれていたが、8回に一挙4得点で試合を決した。敗れた千葉ロッテは終盤に粘りを見せたが、8回裏の4失点が響いた。

　 １２３４５６７８９ 計
ロ ０１０００１０１１ ４
日 ０３０００００４ X ７

ロ 原嵩-石崎剛-田中靖洋-●渡邉啓太
日 加藤貴之-○宮台康平

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文・山下虎太郎