釧路2戦目は乱打戦に。中村剛也が2本塁打5打点など10得点で埼玉西武が連勝

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2019.8.28(水) 16:35

埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月28日、釧路市民球場にて行われた北海道日本ハム対埼玉西武の第23回戦。取っては取られを繰り返す展開の中、最後は日没コールドゲームが告げられ埼玉西武が10対8で勝利。首位・福岡ソフトバンクとのゲーム差を2.5とした。

 埼玉西武は1回表、北海道日本ハムの先発・村田透投手から簡単に2死を取られるが、3番・森友哉選手が内野安打で出塁し、続く4番・中村剛也選手が第24号2ランを放つ。さらに2回表、無死1塁から7番・山川穂高選手がフェンス直撃のツーベースを放つと、1塁走者・外崎修汰選手が一気に生還。序盤から3点のリードを奪う。

 しかし北海道日本ハムも即座に反撃に出る。2回裏、埼玉西武の先発・榎田大樹投手から四球などで1死満塁のチャンスを得ると、9番・平沼翔太選手の併殺崩れの間に1点を返す。なおも2死1,3塁から1番・西川遥輝選手、2番・大田泰示選手の連続タイムリーでさらに2点を返し、この回3点を取り同点とする。

 同点で迎えた4回表、埼玉西武は北海道日本ハムの3番手・西村天裕投手から2本のヒットで2死1,3塁とする。この絶好の場面で中村選手が初球の変化球を捉え、バックスクリーンに飛び込む第25号3ラン。今季3度目の「おかわり」で再び3点を勝ち越した。

 直後の4回裏、北海道日本ハムも連打で1死2,3塁とチャンスメイク。ここで大田選手の犠牲フライとなって1点を返す。なおも2死3塁から3番・近藤健介選手の三遊間を破るタイムリーで1点差に詰め寄る。さらに5回裏、無死1,2塁とすると、7番・王柏融選手が投手強襲のタイムリーを放ち同点に。続く1,3塁のチャンスで、併殺の間に1点を勝ち越し、北海道日本ハムがこの試合初めてのリードを奪った。

 互いに譲らない戦いが続く。逆転された埼玉西武は6回表、2死から安打と四球で1,2塁とする。ここで本日好調の中村選手の打球が相手のエラーを誘い、埼玉西武が再逆転。さらに5番・栗山巧選手のタイムリーツーベースで1点を加え、9対7と再びリードは埼玉西武の手に。

 埼玉西武は6回裏に西川選手の第5号ソロで1点を返されたが、8回表、森選手の第18号ソロで1点を追加。10対8となったところで球審が日没によるコールドを告げ、思わぬ形で試合は終了。北海道日本ハム対埼玉西武の第23回戦は、埼玉西武が勝利した。

 勝利した埼玉西武は中村選手が2本塁打で5打点の大暴れ。合計10得点で得意の乱打戦を制し、首位とのゲーム差を2.5とした。一方敗れた北海道日本ハムも一時逆転を見せるなど8得点も、逆転直後の回で再逆転を許すエラー。流れを自ら離し連敗となった。

文・丹羽海凪

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