大谷選手は開幕メジャーか、開幕マイナーか…
今シーズンの開幕が3月29日(日本時間30日)に迫るメジャーリーグ。各チームではそれぞれ段階的なマイナー通告を行いながら、メジャー40人枠、開幕25人ロースターを絞り込んでいる。マイナー契約ながら招待選手としてメジャーキャンプに参加する選手の中には、十分なアピールに成功し、開幕メジャーに王手を掛けている選手もいる。開幕を前に各球団は究極の選択に迫られているわけだが、MLB公式サイトでは「決断の日:全30球団の難しい選択」と題した特集を展開。各球団が直面する究極の選択を解説した。
全30球団の中で日本人が登場するのは2球団。エンゼルスとカブスだ。エンゼルスといえば、もちろん大谷翔平選手の去就だ。大谷選手は開幕をメジャーで迎えるのか、マイナーで迎えるのか。記事では、これを「途方もなく難しい決断」と表現。投打の二刀流実現を目標とする日本人右腕は、オープン戦では投打ともに思うような結果が出ず、アジャストに苦労している。大谷選手の一挙手一投足は日米を通じて大きな話題となっているため、リチャーズ投手、ヒーニー投手、スカッグス投手、シューメーカー投手の先発4投手が健康体であるという「もっと重要な話題を目立たなくしている」とした。果たして、エンゼルス首脳陣はどんな決断を下すのか。
カブスで登場するのはダルビッシュ投手だが、大谷選手を巡る決断と比べると比較的重要度は下がる。というのも、記事で指摘するとおり、2年ぶりの世界一を目指すカブスには「本当の意味で迫られる決断は、そんなにない」からだ。このチームで話題になるのは「誰が1番打者になるのか」、あるいは「(控え野手)イアン・ハップに十分な打席は回ってくるのか」など。それと同様な疑問として「ダルビッシュとキンタナは球界最高の先発1、2番コンビになるのか?」というものが挙げられた。
他球団では、マリナーズは「打球を腕に受けたフェリックス・ヘルナンデスは10年連続開幕投手となるのか」、ヤンキースは「どうやって打順を組むか」など。果たして、開幕までにどんな決断が下されるのか。運命の日はそこまで迫っている。
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