メットライフドームで行われた埼玉西武と巨人のオープン戦。埼玉西武の先発マウンドには巨人から移籍してきた高木勇投手が上がる。自慢の「高木ボール」を軸に、古巣相手に好投を披露したいところだ。対する巨人の先発は左腕・田口投手である。
初回、高木勇投手は先頭の陽選手、4番・阿部選手から直球で空振り三振を奪うなど、上々の立ち上がり。しかし、2回表に犠飛で先制点を許してしまった。
ただその後は、2塁すら踏ませない快投。そんな高木勇投手の奮闘に応えたい埼玉西武打線だったが、巨人先発・田口投手を攻めあぐね、なかなか反撃できない。7回裏に7番・メヒア選手の適時二塁打で1点を返したものの、直後の8回表に押し出しで勝ち越しを許し、2対1で試合に敗れた。
奮闘が報われなかったものの、高木勇投手は7回89球を投げ、被安打4、奪三振5、与四球1、失点1と、古巣を相手にほとんど付け入る隙を与えない投球を披露。開幕ローテーション入りに向け、首脳陣へのアピールに成功した。
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