7月31日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと楽天の第17回戦は、4対3で北海道日本ハムが勝利。投打が上手く噛み合い、連敗を止めた。
1回表、浅村栄斗選手の22号ソロで楽天が先制。しかし直後の1回裏、北海道日本ハムは、西川遥輝選手の安打、近藤健介選手の四球で1,2塁とすると、中田翔選手の適時打ですぐさま同点に。初回に動きを見せた試合だったが、2回以降はスコアボードに0が並ぶ展開となった。
北海道日本ハム先発の加藤貴之投手は、3回2死2,3塁の場面で降板。後を託された玉井大翔投手がこのピンチを切り抜けると、4回からは3番手の村田透投手が3イニングを1安打に抑える好リリーフを披露。対する楽天先発の則本昂大投手は、得点圏に走者を背負う場面も多かったが、要所を締める投球で6回まで追加点を与えず。スコア1対1のまま試合は終盤の攻防へ突入した。
均衡を破ったのは楽天。7回表、ウィーラー選手が安打で出塁し、すかさず盗塁を決めると、続く渡邊佳明選手がフェンス直撃の適時三塁打を放ち、勝ち越しに成功。なおも1死3塁の好機で堀内謙伍選手がスクイズを決め、さらに1点を追加。北海道日本ハムの4番手・石川直也投手から2点のリードを握った。
しかし北海道日本ハムもすかさず反撃。7回裏、石井一成選手、宇佐見真吾選手の連続適時打で同点に追いつき、則本投手をノックアウト。なおも2死2塁の場面で2番手・ハーマン投手から代打・谷口雄也選手が適時二塁打。この回3得点を挙げ、4対3と逆転に成功した。
1点リードの北海道日本ハムは8回表、5番手・宮西尚生投手が3者凡退に抑えると、9回表は守護神・秋吉亮投手が走者を背負いながらも無失点で締め、4対3で試合終了。
勝利した北海道日本ハムは、勝ちパターンが1点リードを守り抜いた。敗れた楽天は則本投手が6.1回7安打4失点と粘りきれず。「勝ち越してもらったのに。申し訳ないです」と厳しい表情でコメントした。
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