開幕2戦目の登板を回避、「焦らず、1日も早く」
左肩の不調から調整が遅れている和田毅投手が、16日の先発陣の練習に参加。ダッシュやキャッチボールで汗を流し、練習後に報道陣の取材に応じた。
当初は開幕2戦目の先発が予定されていた和田投手だが、工藤公康監督は現状では間に合わないと判断。長いシーズンで最後まで投げてもらうために、開幕第2戦の先発を回避して回復を優先させることを選択した。
和田投手は「今の段階でブルペンに入れていないし、監督やコーチと話をして決まりました」と申し訳なさそうに語った。
開幕4カード目の北海道日本ハム戦が1つの登板の目途とされるが、和田投手は「ここまで来たら(今季初登板は)この日と決めるより、自分がしっかりと腕を振れるようにするだけ」と、自らが納得できる状態で“開幕日"を迎えるつもりだ。
これまでに左肘の故障はあったが、左肩の故障は初めて。それだけにより慎重になっている部分もあるだろう。加えて昨シーズンは、開幕から2試合に登板した後に秋まで離脱した苦い経験もある。
「焦らず、1日も早く試合で投げられる状態を作りたい」。実戦復帰を焦って故障を繰り返すよりも、シーズンの最後まで投げ抜ける状態で初マウンドを迎えることが大事。それは誰よりも和田投手自身がわかっている。
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