【ファーム】山野辺翔がサヨナラ打。千葉ロッテは中村稔弥が好投も惜敗

パ・リーグ インサイト

2019.7.27(土) 16:23

埼玉西武ライオンズ・山野辺翔選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・山野辺翔選手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月26日、西武第二球場で行われた埼玉西武と千葉ロッテのイースタン・リーグ公式戦、第14回戦は、2対1で埼玉西武がサヨナラ勝利を収めた。

 埼玉西武は1回裏、千葉ロッテの先発・中村稔弥投手に対し、2番・鈴木将平選手が右翼線への二塁打で出塁すると、続く3番・佐藤龍世選手の左前打で1死1,3塁の好機を得る。4番・戸川大輔選手は三振に打ち取られたものの、2死から5番・愛斗選手に適時打が飛び出し、幸先よく1点を先制した。

 援護をもらった埼玉西武先発の榎田大樹投手は、4回表にクリーンナップから3者連続三振を奪うなど千葉ロッテ打線を封じ込め、4回、5奪三振、無失点と好投。1点のリードを守ったまま、救援陣に後を託した。

 埼玉西武はその後、2番手・粟津凱士投手が5回表を3者凡退に仕留めると、中塚駿太投手、小石博孝投手とつないで千葉ロッテ打線を7回まで無失点に封じる。対する千葉ロッテも、先発の中村稔投手が2回以降は立ち直りを見せ、埼玉西武打線に追加点を許さず。1対0と埼玉西武がリードを守って、試合は終盤の攻防へと進む。

 8回は両チームとも無得点に終わり、迎えた9回表、千葉ロッテは埼玉西武の6番手・國場翼投手を攻め立てて1死1,2塁の場面を迎える。ここで代打・山口航輝選手が中堅手の頭上を超えるエンタイトルツーベースを放って2塁走者が生還。千葉ロッテが土壇場で試合を振り出しに戻した。

 同点とされた埼玉西武だったが、直後の9回裏に先頭の3番・永江恭平選手の中前打、4番・愛斗選手の二塁打などで1死満塁とする。この絶好機に7番・山野辺翔選手がしっかりと犠飛を決め、2対1で試合終了。埼玉西武が昨日に続いてのサヨナラ勝利を飾った。

 埼玉西武は9回表に同点とされるも、直後に打線がつながりを見せて連日のサヨナラ勝利。一方の千葉ロッテは、7回1失点と好投した先発・中村稔弥投手を援護することができず、痛い連敗を喫した。

  123456789  計
ロ 000000001  1
西 100000001X 2

ロ 中村稔弥-渡邉啓太-●南昌輝
西 榎田大樹-粟津凱士-中塚駿太-小石博孝-大石達也-〇國場翼 

文・成田康史

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