7月25日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク対千葉ロッテのカード最終戦は、7対4で千葉ロッテが勝利。ホームラン攻勢で流れをつかみ、3連敗を阻止した。
福岡ソフトバンク・大竹耕太郎投手と千葉ロッテ・ボルシンガー投手の両先発は、ともに無失点で立ち上がる。先に味方の援護を貰ったのは大竹投手だった。2回裏、1死走者なしの場面で5番・長谷川勇也選手が、ボルシンガー投手の直球を捉え、センターへの第2号ソロ。カード全勝へ、まずは1点のリードを奪った。
しかし試合中盤、千葉ロッテが一発攻勢を仕掛ける。4回表、先頭の3番・中村奨吾選手の第13号ソロで同点とすると、続くレアード選手も、3試合連続弾となる第29号ソロを放つ。さらに2死走者なしから7番・井上晴哉選手に第17号ソロが生まれ、この回3本のホームランで逆転に成功した。
直後の4回裏、長谷川勇選手の犠飛で1点を返された千葉ロッテだったが、6回表、無死1塁で井上選手に2打席連続となる2ランが飛び出す。押し出しでも1点を追加し、6対2とリードを広げた。
7回表、千葉ロッテは内野ゴロの間に1点を追加して、点差は5点に。何とか一矢報いたい福岡ソフトバンクは、8回裏の内野ゴロの間に1点を返す。さらに9回裏、8番・栗原陵矢選手のタイムリーで1点を返すものの、反撃はここまで。
試合は7対4で千葉ロッテが勝利。12安打4本塁打の打線爆発で、同一カード3連敗を阻止した。敗れた福岡ソフトバンクは、先発の大竹投手が5.1回6失点と誤算。大竹投手自身は「自分の実力不足だと思います。ここ何試合も同じように失点を繰り返してしまい、チームに迷惑ばかりかけてしまって本当に申し訳ない。もう一度自分の投球を見直さなければいけないと思います」と悔しさをにじませた。
文・丹羽海凪
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