好調・千葉ロッテ。投打かみ合う北海道日本ハム。同リーグの巧打者の競演は見物だ

パ・リーグ インサイト

2018.3.16(金) 09:30

千葉ロッテマリーンズ・荻野貴司選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・荻野貴司選手(C)PLM

ここまでオープン戦8試合で5勝2敗1分という成績を残し、上位の座を確保し続けている千葉ロッテ。14日のオリックス戦ではシーソーゲームに敗れ、オープン戦2敗目を喫した。

16日に千葉ロッテと対戦する北海道日本ハムは9試合で4勝3敗2分。13日からのカードではセ・リーグ王者・広島を相手に連勝を飾っており、チーム状態は上向きだ。

では、16日の試合では千葉ロッテが連敗を阻止できるのか、あるいは、内容も結果も伴っている北海道日本ハムがその勢いを持続させるのか。今カードの見どころを挙げていきたい。

【3月14日終了時 オープン戦成績】
千葉ロッテ→5勝2敗1分
北海道日本ハム→4勝3敗2分

千葉ロッテは14日の試合で新外国人のオルモス投手が4回1失点のピッチングを見せた。押し出しを含む3四球と制球に課題を残しながらも、3回8失点を喫した前回登板に比べて、内容を大幅に改善させている。

打線は、荻野貴選手と中村選手がともに打率.423と絶好調。連日の2桁安打がさほど得点に結び付いていないのは懸念材料だが、器用に犠飛を決めた安田選手やルーキーらしからぬ存在感を見せ付ける菅野選手など、今後に期待が持てそうな好材料は揃っている。

課題としては、リリーフ陣の不安定さが挙げられそうだ。14日は5投手が登板し、最後に投げた有吉投手以外全員が失点。登板のなかった大谷投手と内投手も、ここまで本来の実力を発揮できているとは言い難い。

一方の北海道日本ハムは、14日の広島戦で先発の高梨投手が5回1失点と好投。その後を受けた石川直投手、玉井投手、上原投手も無失点リレーをつなぎ、セ・リーグ王者を相手に4対1で勝利を収めている。

打線も好調で、レアード選手、横尾選手、岡選手が3者連続本塁打を放って一気に試合を決定づけた。2桁安打も放っており、投手陣同様に野手陣も状態が上がってきていることがうかがえる。

16日の試合では、2人の4割打者に注目だ。打率.471の近藤選手に続き、横尾選手も打率を4割ちょうどに乗せた。それぞれクリーンアップに座る2人の好打者は、この調子を持続させたままシーズンに臨むことができるか。

間近に迫った開幕に向け、選手たちの調整も最終段階。シーズン中も幾度となく顔を合わせる両チームの一戦の中で、先んじて輝きを放つのははたしてどの選手になるだろうか。

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