7月24日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と埼玉西武の第10回戦は、4対3で楽天が勝利。打線が一発攻勢で得点を重ね、1点のリードを継投陣が守り切った。
楽天の則本昂大投手と埼玉西武の今井達也投手が先発した本日の試合。則本投手は初回、四死球で走者を背負うものの、後続を断って無失点で抑える。一方の今井投手は、打者3人で終える快投で順調な立ち上がりを見せた。
試合が動いたのは4回表。埼玉西武は、森友哉選手、中村剛也選手の連打と悪送球で無死2,3塁の好機を迎えると、栗山巧選手の一ゴロ、金子侑司選手の犠飛で2点を先制した。
しかし4回裏、楽天が反撃に出た。島内宏明選手が中安打を放つと、「後ろにつないでいこうと思っていました」と打席に立った浅村栄斗選手が2球目のストレートを捉える。この当たりが右翼席へ飛び込む18号2ランとなり、2対2とすぐさま試合を振り出しに戻した。
同点で迎えた6回表、埼玉西武は中村選手が16号ソロを放って1点のリードを握るが、直後の6回裏に楽天が再び反撃。浅村選手が四球を選ぶと、銀次選手が初球のストレートを右翼席へかっ飛ばす。「つなぐ気持ちで打席に入りました。甘く来たところをしっかりコンパクトに打つことができました」と振り返る3号2ランで、スコアは4対3に。楽天が逆転に成功した。
逃げ切りを図る楽天は、7回表をハーマン投手、8回表を森原康平投手が無失点リレーでつなぎ、9回表は松井裕樹投手が締め、4対3で試合終了。
楽天の先発を務めた則本投手は、6回4安打9奪三振4四死球3失点(自責1)も、打線の援護に恵まれて2勝目。「先に点数を取られてしまったことは反省して、次回の登板に生かしたいと思います。逆転してくれた野手の皆さんに感謝です」とコメントした。
文・今泉友香
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