山川穂高が決勝の30号。得意の打線爆発で埼玉西武がカード勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2019.7.21(日) 19:59

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月21日、メットライフドームで行われた埼玉西武とオリックスのカード最終戦は、10対3で埼玉西武が逆転勝利。5回まではタイムリーが出ず追う立場だったが、4番がさすがの一振りで流れを変えた。

 初回、モヤ選手の2ランホームランでオリックスが先制するが、その裏、源田壮亮選手の三塁打と遊ゴロで、埼玉西武が1点を返す。試合は、埼玉西武・ニール投手とオリックス・荒西祐大投手の両先発が、ともに立ち上がりから失点する展開となった。

 4回裏、連打とゴロで2対2の同点に追い付かれたオリックスは、6回表、先頭の吉田正尚選手の滞空時間の長い17号ソロでリードを取り戻す。しかしその裏、荒西投手が四球とヒットで無死1,3塁のピンチを招いて降板すると、埼玉西武打線が爆発した。代わった比嘉幹貴投手から、山川穂高選手が30号3ランをかっ飛ばし、5対3と試合をひっくり返す。

 さらに7回裏、8回裏にも、タイムリーと暴投で追加点を挙げた埼玉西武。終盤は平井克典投手、マーティン投手、平良海馬投手が無失点でつないで、試合終了。10対3で逆転勝利し、カード勝ち越しを決めた。

 先発のニール投手は「前回登板がオールスター前のソフトバンク戦で、間隔があいていたので序盤はなかなか感覚をつかむことが難しかったです」とのことだが、6回3失点と粘りを見せた。敗れたオリックスは、荒西投手が5.0回6安打4失点。「6回の場面は、先頭バッターを抑えなくてはいけないと意識しすぎてしまい、制球を乱してしまいました。何とか粘って抑えたかったです」と悔しさをあらわにした。

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