楽天が浅村栄斗の犠飛で辛勝! 福岡ソフトバンクはエラーが響いて6連敗

パ・リーグ インサイト

2019.7.20(土) 22:08

東北楽天ゴールデンイーグルス・浅村栄斗選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・浅村栄斗選手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月20日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天対福岡ソフトバンクのカード2戦目は、1対0で楽天が辛勝。両軍投手陣が好投を披露し、終盤までもつれる展開となったが、浅村栄斗選手の犠飛で1点を挙げた楽天が、1点差ゲームをものにした。

 試合序盤、楽天先発の釜田佳直投手と福岡ソフトバンク先発・和田毅投手による投手戦が繰り広げられる。釜田投手は4回までに83球を費やしながらも、3安打6奪三振3四球、無失点。「決め球を決めきれず、球数が多くなってしまいました。長いイニングを投げたかったので申し訳ないです」とコメントし、中継ぎ陣にマウンドを託す。同じく好投していた和田投手も、投球時に右脚を気にする姿を見せ、5回途中2安打無失点で緊急降板した。

 粘る両投手陣と、決定打を欠く両打線により、スコアボードには延々と0が刻まれていく展開。ようやく試合が動いたのは、終盤8回裏だった。この回から福岡ソフトバンクは3番手として椎野新投手を送るが、1死から茂木栄五郎選手が放った鋭い当たりを、遊撃手・高田知季選手が痛恨の失策。そして大きく弾かれた打球を見て、茂木選手が二塁を陥れると、島内宏明選手が内野安打でつなぎ、続く浅村栄斗選手が犠牲フライ。楽天がこの試合、両軍初得点を挙げた。

 1点リードで迎えた最終回は、楽天の守護神・松井裕樹投手が危なげなく締めて試合終了。1対0で楽天が勝利し、手に汗握る接戦をものにした。

 勝利を収めた楽天は、先発の釜田投手が早々に降板するも、以降は中継ぎ陣が1イニングずつつなぎ、得点が入らない我慢比べを制した。敗れた福岡ソフトバンクは、再三得点圏に走者を置くも、失策が重くのしかかる展開に。投手陣の奮闘虚しく、6連敗となった。

文・須之内海

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE