福岡ソフトバンクと巨人の3連戦は今日が2戦目。昨日は両軍合わせて26安打の乱打戦を巨人が制している。今日の福岡ソフトバンクの先発はバンデンハーク投手。オープン戦初登板となった3月3日の阪神戦では、4回途中8奪三振、無失点と順調な仕上がりを見せた。対する巨人マウンドには山口俊投手が上がる。
試合は初回から動きを見せる。巨人に2点の先制を許して迎えた1回裏、福岡ソフトバンクの1番・今宮選手が右翼テラス席への先頭打者本塁打を放ち、すぐさま1点を返した。
さらに2回裏には、1死1,3塁から8番・甲斐選手が、ワンバウンドになるフォークに対してバットを投げ、執念深く内野にはじき返す。その間に3塁走者・中村晃選手が生還し、早くも同点に追い付いた。
しかし3回以降、福岡ソフトバンク打線は巨人投手陣を攻めあぐね、得点することができず。一方巨人は、2本塁打などで4点の勝ち越しに成功。8回表を終えて2対6と、福岡ソフトバンクが4点のビハインドを負う展開となる。
劣勢のまま試合終盤を迎えた福岡ソフトバンクだったが、8回裏に猛反撃を見せる。2本の安打と死球で1死満塁とすると、4番・デスパイネ選手の内野ゴロに間にまずは1点。さらに、続く中村晃選手、6番・高田選手に適時打が飛び出し、5対6と1点差に詰め寄った。
そして9回表、マウンドに上がったサファテ投手がわずか10球で巨人打線を打ち取る圧巻の投球を見せ、同点、さらには逆転への機運が高まる。しかし、その裏は巨人・戸根投手の前に3人で攻撃が終わり試合終了。昨日に続いて、惜しくも1点差で敗れる結果となった。
試合を通してリードを許す厳しい展開となった福岡ソフトバンク。しかし、先発・バンデンハーク投手は今季最長の4回を投げ被安打3、無四球。サファテ投手は1イニングを3者凡退に抑え、両外国人投手がまずまずの調整具合をうかがわせた。
また攻撃面は、連日の2桁安打を記録。主軸の内川選手、デスパイネ選手も打線に加わり、いよいよ強力打線が完成に近づいているだけに、投打がかみ合うかどうか、そろそろ真価が問われる時期となる。
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