7月9日、ロッテ浦和球場で行われた、千葉ロッテ対北海道日本ハムのイースタン・リーグ公式戦、第14回戦は、4対2で北海道日本ハムが勝利した。
千葉ロッテ・原嵩投手、北海道日本ハム・生田目翼投手の先発で始まったこの試合。初回、北海道日本ハムは1番・中島卓也選手の安打を皮切りに無死1,2塁のチャンスを作ると、3番の野村佑希選手が先制の適時打を放って先制に成功する。
千葉ロッテも2回裏に先頭の安田尚憲選手が、フェンス直撃の二塁打でチャンスメイクすると、続く菅野剛士選手の打球が一塁手の前で大きくイレギュラーし、高く弾んでライト前への同点タイムリーとなる。その後は同点のまま試合が推移していったが、5回表に1死2塁から難波侑平選手が適時二塁打を放ち、北海道日本ハムが勝ち越しの1点を記録した。
6回表には、阪神からトレードで千葉ロッテに加入した石崎剛投手が2番手として移籍後初登板。しかし、右前安打にバントヒット、四球で無死満塁のピンチを背負ってしまう。そこから連続三振で2死までこぎつけるも、代打・郡拓也選手にセンター前にはじき返されて2失点。新天地でのデビュー戦はほろ苦いものになってしまった。
千葉ロッテは直後の6回裏、2死3塁から安田選手が、痛烈な当たりの右前適時打を放って1点を返すが、北海道日本ハムはそこから高山優希投手、田中豊樹投手とつないで相手打線に得点を許さず。9回裏は福田俊投手が走者を2人出し、江村直也選手にあわや逆転サヨナラ弾かという大ファールを打たれながらも無失点で締めくくり、北海道日本ハムが7月に入ってからの2勝目を手にしている。
北海道日本ハムは先発の生田目投手が6回2失点と好投し、今季2勝目をマーク。打線はタイムリーを含む2安打を記録した野村選手の活躍もあって中盤に相手を突き放し、3投手が無失点リレーを見せた投手陣の好投によって、そのまま試合の主導権を手放すことなく勝利へとつなげている。
千葉ロッテは今季初先発となった原投手が5回2失点と奮闘を見せ、今季のファームで初登板となった酒居知史投手も1回無失点と好投したが、1回2失点の石崎投手が誤算に。打線は8回と9回にそれぞれ一打同点のチャンスを作ったものの、ここぞの場面であと一本が出なかった。
文・望月遼太
123456789 計
日 100012000 4
ロ 010001000 2
日 ○生田目翼-高山優希-田中豊樹-S福田俊
ロ ●原嵩-石崎剛-レイビン-酒居知史-鎌田光津希
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