【ファーム】中村稔弥は白星ならずも7回1失点。千葉ロッテがイ首位を死守

パ・リーグ インサイト

2019.7.5(金) 16:13

千葉ロッテマリーンズ・中村稔弥投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・中村稔弥投手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月5日、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で行われた楽天と千葉ロッテのイースタン・リーグ公式戦は、2対1で千葉ロッテが接戦を制した。

 先発は、楽天・古川侑利投手、千葉ロッテ・中村稔弥投手。ふたりの粘投や守備陣の好守により、試合は終始静かな展開となった。

 2回表、ボールが先行する古川投手を一塁手のフェルナンド選手がファインプレーでバックアップすれば、中村稔投手は安定感抜群の投球で付け入る隙を与えない。両軍無得点のまま、試合は4回を終了した。

 5回表、千葉ロッテが先制に成功する。高濱卓也選手が四球を選ぶと、犠打で進塁し、茶谷健太選手がタイムリーツーベース。1点を先取し、中村稔投手を後押しした。

 先制を許した古川投手は、6回表に2死1,3塁のピンチを招くも、追加点を許さず。7回表からは由規投手が登板し、2奪三振を含む3者凡退で抑えた。その奮闘に楽天打線が応えたのは7回裏。先頭の橋本到選手が四球を選び、代走の島井寛仁選手が盗塁を決めると、ヒメネス選手が初球を捉えて三遊間を破る同点タイムリー。土壇場で、試合は1対1の振り出しに戻った。

 しかし、9回表、千葉ロッテが勝ち越す。楽天の近藤弘樹投手、寺岡寛治投手から1死満塁のチャンスを作ると、ここで打席に立った茶谷選手の放った打球はボテボテのゴロとなるも、楽天の守備がもたつく間にゲッツーを免れる。三走が生還し、スコアを2対1とした。そして、1点リードの最終9回裏は、鎌田光津希投手が締めて試合終了。

 試合は、イースタン・リーグ首位・千葉ロッテが勝利し、1ゲーム差の2位・楽天に強さを見せ付けた。先発は、楽天・古川投手が6回3安打8奪三振1失点、千葉ロッテ・中村稔投手が7回2安打9奪三振1失点と好投。中村稔投手は終盤に痛恨の同点打を浴びたが、打線が最後の攻撃で意地を見せた。

  123456789 計
ロ 000010001 2
楽 000000100 1

ロ 中村稔弥-○南昌輝-S鎌田光津希
楽 古川侑利-由規-戸村健次-●近藤弘樹-寺岡寛治 

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