「巨人戦よりも良い球を投げることだけ」考えてマウンドへ
■福岡ソフトバンク – 楽天(3日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクの和田毅投手が3日、楽天との首位決戦第2戦に先発する。同学年の平石洋介監督が率いるチームとの対戦にも、やる気十分だ。
交流戦の優勝を決めた6月23日の巨人戦の登板から中9日。「間を空けてもらっているので、感覚的にはいい感じです」という和田は「巨人戦の時の感覚は、その前の阪神戦よりも良かったので、今度は巨人戦よりもより良い球を投げることだけを考えて調整してきました」と語る。
平石監督は、いわゆる“松坂世代”の1人で和田とは同学年になる。「バッティングコーチには小谷野(栄一)もいますからね。しっかりと抑えるところを見せたい」と、同学年2人が率いるチームと対決することを楽しみにしている。
投げ合う相手先発の岸についても「素晴らしい投手。ウチの打線も点を取るのは難しいでしょうし、なるべく(楽天打線を)ゼロに抑えていきたい。9連戦の頭の3試合なので、ここで一気に勝ち越すことができれば引き離せる。自分のその中で投げさせてもらえることはありがたいです」とした。
2日はウィーラーが欠場したが、浅村、ブラッシュと強力な右打者が揃う楽天打線。「みんな良い打者ばかりですよ。右に限らず茂木もいますしね」と、あえて早稲田大の後輩の名前を挙げながら「ランナーを貯めての一発だけは気をつけたい。とにかく1回1回を全力でいきます」と気持ちを引き締めていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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