7月2日18時から、福岡ソフトバンクと楽天のカード初戦が、ヤフオクドームで行われる。首位・福岡ソフトバンク、2位・楽天のゲーム差はわずか2。首位攻防戦の大事な初戦を獲るのは鷹か鷲か。見どころを紹介していく。
　
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→4勝7敗　楽天→7勝4敗

【福岡ソフトバンク】高橋礼投手 11試合7勝2敗 69回 33奪三振、防御率2.87
【楽天】石橋良太投手 16試合4勝3敗 52.1回 32奪三振、防御率3.61

　福岡ソフトバンクの先発は高橋礼投手。楽天戦は防御率が4.82と最も苦手としているが、本拠地でその意識を払拭できるか。対する楽天は、石橋良太投手を送り込む。福岡ソフトバンク戦では中継ぎとして2試合を投げていまだ無失点。先発としての初登板で、首位攻防戦を有利に進めたい。

　福岡ソフトバンクの打線の注目は福田秀平選手だ。対楽天では打率.412（17打数7安打）と好相性。ただし、自軍の本拠地であるヤフオクドームでの出場機会に限ると打率.200とやや低調な傾向にあるのが不安材料か。今季は主に中堅、右翼、一塁を守ることが多いが、交流戦中は二塁も守るマルチぶりで、工藤監督ら首脳陣からの信頼も厚い。打撃でもチームを活気づけ、7月の初戦をものにしたい。

　楽天野手陣では、虎視眈々と新人王の座とレギュラーを狙うルーキーたちに注目。7月1日時点で、ドラフト1位辰己涼介選手、内野手登録ながら今季は右翼起用のドラフト6位・渡邊佳明選手、まだ福岡ソフトバンクとの対戦がないドラフト7位・小郷裕哉選手、そして交流戦中に一軍登録を果たしたドラフト2位捕手・太田光選手の4名が、一軍に名を連ねている。6月30日の試合は雨で流れ、休養は十分。同じ釜の飯を食う同期たちの活躍を糧に、チームと球界を代表する選手として一歩抜きん出るのは誰か。