2018年マイルストーン予報、2000安打に挑戦する選手は?
これまでちょうど50人が達成した2000本安打、2018年もこの大台突破を間近に控えた選手がいる。
2018年に2000本安打に到達する可能性がある打者。()は前年の安打数。
内川聖一(ソ)通算1975安打 残り25安打(79安打)
福浦和也(ロ)通算1962安打 残り38安打(30安打)
福岡ソフトバンクの内川聖一選手は、昨年はWBCに侍ジャパンの一員として出場。開幕後も好調を維持していた。
昨年開幕の時点で2000本安打まで残り104本であり、シーズン後半での達成が確実視されていたが、6月2日の交流戦、横浜スタジアムでの横浜DeNA戦でスイングをした際に首を痛めて翌日から欠場となった。
この時点で、194打数64安打、打率.330。2000本安打だけでなく3度目の首位打者も狙える好調さだったが、6月27日に復帰後、成績が急落。7月23日を最後に再び登録抹消。最終的には79安打にとどまった。
しかし9月30日に復帰してからは14打数5安打、さらにポストシーズン(CS、日本シリーズ)では40打数14安打の.350と完全復活した。
今月初めに左ふくらはぎの軽度の筋膜炎と診断されたが、すでにフリー打撃も再開。開幕には問題なく間に合う見込みで、4月中にも大台達成が期待できるだろう。
内川選手の通算打率は4000打数以上の右打者では、ブーマー氏(.317)、落合博満氏(.3108)に次ぐ.3095。今年8月に35歳になるが、円熟期を迎えた打棒は衰えていない。右打者最高打率に肉薄する活躍が期待できる。
千葉ロッテの福浦和也選手も、2001年に.346で首位打者を獲得した実力者。6年連続3割をマークするなど安打製造機として鳴らしたが、2009年を最後に規定打席に到達していない。
シーズン安打数も年々減少し、2016年は20安打だった。この時点で2000本までは残り68本。試合出場数も減少し、厳しいかと思われたが、2017年は千葉ロッテ打線の極端な不振もあって出場機会が増え、30安打と盛り返した。
BCリーグ・栃木入団の村田選手は残り135本、早期のNPB復帰が条件に
昨年12月に42歳となったが、1学年上の井口資仁新監督の意向もあり、今季は記録達成へ向けて出場機会が与えられると思われる。
千葉県出身で千葉の習志野高校を出て千葉ロッテマリーンズに入団した生粋のフランチャイズ選手。兼任コーチとして最後の活躍をすることだろう。
そして、もう一人。昨年オフの時点で今季2000本安打をマークする可能性があった打者がいた。
村田修一(栃木)通算1865安打 残り135安打(100安打)
昨年、巨人では規定打席未達ながら100安打をマークしたがオフに自由契約となる。しかし他球団からのオファーはなく、3月に入ってルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団が決まった。独立リーグでの安打数はNPBの通算安打数には加算されない。
村田選手は独立リーグで実績を残し、NPBの支配下選手登録の期限である7月末までにNPBへの復帰を目指していると思われるが、仮に7月末で復帰が決まったとしても、残り試合数は60試合ほど。今季中の2000本安打は厳しくなった。
今年12月には38歳となる村田にとって、厳しい道のりになったが、2019年の達成は不可能ではない。ここからの奮起が期待される。
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