山本由伸のプロ初完封でオリックス5連勝。今井達也は好投も援護に恵まれず

パ・リーグ インサイト

2019.6.28(金) 20:49

オリックス・バファローズ 山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月28日、メットライフドームで行われた埼玉西武対オリックスの3連戦・初戦は、オリックスが4対0で完勝。山本由伸投手がプロ初の完封勝利を挙げ、チームは今季最長の5連勝を飾った。

 埼玉西武・今井達也投手、オリックス・山本由伸投手の同学年対決となった試合は、緊迫した投手戦の様相を呈した。

 オリックスは、初回、2番・後藤駿太選手が四球で出塁すると、続く3番・大城滉二選手のタイムリーで幸先よく先制に成功。大城選手は「しっかりと自分のスイングができましたし、先制することができて良かったです!」と振り返った。しかしその後、試合は膠着状態に陥る。

 先制を許した埼玉西武打線は、防御率リーグ1位のオリックス先発・山本由伸投手の前に得点を挙げられず。それでも、先発・今井投手は初回以降尻上がりに調子を上げて追加点を阻止し、両右腕の好投によりスコアボードには0が並んでいった。

 1対0のまま迎えた9回表、好投する山本投手に対し、オリックス打線が頼もしい援護点をプレゼントする。今井投手に代わって登板したヒース投手から、ヒットと四球などで2死1,2塁とすると、後藤選手が今季1号の3ランホームラン。「打った瞬間、入ると思いました! 由伸が頑張って投げていましたし、なんとか追加点を取ることができて良かったです!」と語る伏兵の一発で、ここにきてリードを4点に広げる。

 オリックス4点リードで迎えた最終9回裏も、山本投手がマウンドに上がった。球数は100球を超えていたが球威は衰えず、ランナーを出しながらもしっかり抑えて試合終了。

 4対0で勝利したオリックスは、先発の山本投手が9回5安打11奪三振無失点という快投で、自身初となる完投・完封勝利を挙げた。敗れた埼玉西武は、先発の今井投手が8回123球、1失点の力投を見せたものの、打線が沈黙した。

文・後藤万結子

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