注目の先発投手陣が揃って好投し、高いレベルでの投げ合いを披露

パ・リーグ インサイト 成田康史

2018.3.11(日) 21:47

東北楽天ゴールデンイーグルス・岸孝之投手(手前)(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・岸孝之投手(手前)(C)パーソル パ・リーグTV

開幕まで残すところ20日を切った3月11日。各地で行われたオープン戦で、パ・リーグを代表する先発投手たちが好投を見せた。

まずは楽天・岸投手。倉敷で行われた中日戦に先発すると、伸びのある直球とカーブ、チェンジアップといった変化球で緩急交えた投球を披露。4イニングスを投げ4奪三振、無失点、被安打はわずかに2つと、オープン戦初登板にして、その安定感を見せつけた。

2年目を迎えたオリックス・山岡投手は埼玉西武戦に登板。前回登板では3回を投げ被安打5、2失点と振るわなかった右腕だが、今日は本来の実力を発揮する。3回までに4つの三振を奪い、1人の走者も許さない完璧な投球を見せると、4、5回こそピンチを背負ったもののきっちりと切り抜け、6回まで無失点投球を演じた。

福岡ソフトバンクの武田投手も、順調な調整ぶりを見せた。前回登板でも4回1失点と好投したが、今日はさらにその精度を上げる。山岡投手同様、3回まで1人の走者も許さない投球を披露すると、5回に迎えた2死1,3塁のピンチでも落ち着いて後続を断ち、5イニングスを投げ無失点の危なげない投球を披露した。

その他にも、千葉ロッテ・酒居投手が4回無失点、埼玉西武・ウルフ投手が3回無失点と、先発として期待される投手たちが好投を見せた。マルティネス投手(北海道日本ハム)とボルシンガー投手(千葉ロッテ)の両新外国人も結果を残し、外国人枠争いのなかでアピールに成功している。

各地で先発投手が結果を残した今日のオープン戦。開幕に向けて、各チームの先発陣が日に日に状態を上げている。

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パ・リーグ インサイト 成田康史

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