ルーキーの躍動でオリックスが広島に連勝。荒西祐大がうれしいプロ初勝利

パ・リーグ インサイト

2019.6.22(土) 17:21

オリックス・バファローズ 荒西祐大投手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 荒西祐大投手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月22日、マツダスタジアムで行われた広島とオリックスの「日本生命セ・パ交流戦」第2回戦は、3対2でオリックスが勝利。先発したドラ3ルーキーの荒西祐大投手が、記念すべきプロ初勝利を手にした。

 オリックスの先発・ルーキーの荒西祐大投手は、丁寧に低めを突く投球で広島打線を手玉に取ると、5回まで9個のゴロアウトを積み重ねてスコアボードにゼロを並べる。一方の打線は、広島の先発・アドゥワ誠投手の前にあと1本が出ない。試合前半は両先発による緊迫した投手戦が展開された。

 均衡が破れたのは6回表。オリックスは3番・大城滉二選手の四球と敵失から無死2,3塁の場面を迎えると、5番・中川圭太選手が左前に適時打を運ぶ。「荒西さんが頑張って投げていましたし、なんとか先制することができて良かったです!」というルーキーの一打で2点を先制すると、1死1,3塁となってから、8番・若月健矢選手の放った内野ゴロの間に走塁妨害で1点を加え、リードを3点に広げた。

 6回裏に1点を返されたものの、荒西投手の後を受けた2番手・海田智行投手、3番手・比嘉幹貴投手が奮闘して追加点を許さず。7回裏に4番手・エップラー投手が1点を失い1点差となったが、8回裏は5番手・近藤大亮投手が広島打線をわずか8球で3者凡退に打ち取り、3対2と1点をリードして最終回を迎える。

 9回裏は6番手・ディクソン投手がマウンドに上がる。四球と代打・野間峻祥選手の安打で2死1,2塁のピンチを背負ったものの、最後は代打・曽根海成選手を空振り三振に打ち取って試合終了。オリックスが3対2で逃げ切り勝利を収めた。

 先発したルーキー・荒西祐大投手は、5回1/3を投げ、被安打5、失点1で、うれしいプロ初勝利を飾り「前回登板と同じように、野手が点を取るまでは絶対に点を与えないという強い気持ちを持って投げました。味方が先制点を取るまで、粘り強く投げることができたところは良かったと思います」とコメントした。打線では、同じくルーキーの中川選手が2安打2打点の活躍を見せ、荒西投手の初勝利を援護した。

文・成田康史

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE