茂木栄五郎が同点打を含む4安打の活躍。楽天が阪神に3連勝でパ首位固め

パ・リーグ インサイト

2019.6.20(木) 21:20

東北楽天ゴールデンイーグルス・茂木栄五郎選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・茂木栄五郎選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月20日、阪神甲子園球場で行われた阪神と楽天の「日本生命セ・パ交流戦」第3回戦は3対2で楽天が逆転勝利。勝負所では継投陣が粘投で1点のリードを守り切り、このカードの全勝に貢献した。

 楽天の先発を務めた石橋良太投手は1回裏、阪神・糸原健斗選手と糸井嘉男選手の連打で1失点。先制点を献上すると、4回裏にも梅野隆太郎選手から本塁打を浴び、0対2と主導権を握られたかのように見えた。

 楽天は5回表、ここまで抑えられていた阪神の先発・高橋遥人投手を攻めたてる。 敵失と、この日スタメンマスクの太田光選手の安打で1死1,2塁のチャンスから、茂木栄五郎選手が「満塁のチャンスでしっかり仕事ができました」と振り返る2点タイムリーを放ち、同点に追い付いた。

 7回表には、太田選手と茂木選手の安打で2死1,2塁の好機を得ると、島内宏明選手がタイムリーを放ち、3対2に。ついに勝ち越しに成功した。

 1点のリードを握った楽天は8回裏、石橋投手が無死1,3塁の危機を背負ったところで降板。火消しを託された高梨雄平投手は、なんとか2死を奪ったが、四球でピンチを広げると、すかさず青山浩二投手にスイッチ。一打逆転の場面にも動じないベテランらしい投球で無失点で切り抜けると、最終回は松井裕樹投手が締めて試合終了。

 先発し、4勝目を挙げた石橋投手は7.0回7安打、被本塁打1で2失点の成績。初回から先制を許すなど序盤に苦しんだが、中盤は3イニングを3者凡退に抑える修正力を発揮。しかし、8回途中の勝負所で降板する、悔しい登板となった。打っては茂木栄五郎選手が2打点に絡む4安打を放ち、勝利に貢献した。

文・今泉友香

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