今季のオープン戦初顔合わせとなる福岡ソフトバンク対千葉ロッテ。連敗中の昨季王者・福岡ソフトバンクは、ヤフオクドームからタマスタ筑後へ場所を移し、千葉ロッテを迎える。
福岡ソフトバンクの先発は千賀投手。侍ジャパンとして登板したオーストラリア戦では、圧巻の6連続奪三振を披露した。一方、千葉ロッテの先発はエース・涌井投手。開幕へ向けた仕上がり具合に注目していきたい。
千賀投手は不安定な立ち上がり。初回に失策と四球などで好機を迎え、4番・井上選手の内野ゴロなどでいきなり2点を失う。一方の涌井投手は福岡ソフトバンク打線を3者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せる。
2点を追う福岡ソフトバンクは2回裏、1死から5番・上林選手が二塁打で出塁すると、2死3塁の場面で涌井投手も暴投。福岡ソフトバンクが1点に詰め寄る。
追加点が欲しい千葉ロッテは4回表、2死から7番・田村選手が右前打で出塁すると、8番・平沢選手が適時打を放ち、再度突き放す。千賀投手は4回3失点と課題を残し、マウンドを降りる。
4回裏からマウンドにあがった大隣投手が3回無失点と古巣相手に好投を見せると、一方の福岡ソフトバンクも、5回から笠谷投手、森投手、モイネロ投手が3者凡退に抑え、パーフェクトリレーを展開する。
千葉ロッテがリードして迎えた8回裏。代わったばかりの千葉ロッテの5番手・益田投手から先頭・西田選手が安打を放つと、続く8番・福田選手が右翼席へ2ランを突き刺し、試合を振り出しに戻す。
3対3の同点で迎えた最終回は、福岡ソフトバンク・サファテ投手、千葉ロッテ・田中靖投手がそれぞれ無失点で抑え、試合は引き分けに終わった。
開幕投手を託されている千賀投手は暴投による失点など課題が残ったものの、中継ぎ陣は好投を見せて仕上がりの良さをアピールした。一方の千葉ロッテは、新加入の大隣投手が好投するなど、手応えが感じられた試合となった。
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