6月19日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAと北海道日本ハムの「日本生命セ・パ交流戦」第2回戦は、6対7で北海道日本ハムがサヨナラ負け。投手陣が粘れず、4連敗を喫した。
北海道日本ハムの先発・加藤貴之投手は直近3試合で計2失点と好調。しかし立ち上がり、桑原将志選手に高めの直球を捉えられ先制の2号ソロを許してしまう。続く2回裏には宮崎敏郎選手の10号ソロ、4回裏に犠飛で1点ずつ奪われ0対3と大きくリードされる。
北海道日本ハム打線は、5回表に反撃。1死1塁から代打・清宮幸太郎選手が二塁打でつなぐと、西川選手がライトへ三塁打を放ち2人が生還すると、西川選手も暴投の間にホームを踏み一気に同点。なおも2死2塁から4番・中田翔選手が高めの変化球をセンターへ弾き返し、この回一挙4得点を奪い、逆転に成功した。
しかし直後の5回裏、北海道日本ハム投手陣がつかまった。2番手・玉井大翔投手が1,2塁のピンチを招き降板すると、3番手・井口和朋投手がソト選手に痛恨の21号3ランを浴び、4対6と再びリードを許してしまう。
2点を追う北海道日本ハムは7回表、西川選手と大田泰示選手の連打でチャンスを作ると、王柏融選手の適時二塁打で1点差に。続く8回表には2死から代打・田中賢介選手が三塁打で期待に応えると、西川選手が同点タイムリー。2イニング連続の得点で、試合を振り出しに戻した。
同点で迎えた最終回は、6番手・石川直也投手がマウンドへ。ここをしのいで延長戦へ持ち込みたいところだったが、1死2塁のピンチを迎えると、大和選手に左中間を破るサヨナラ打を浴び、6対7で試合終了。
北海道日本ハムは投手陣が5回までに6点を取られるなど乱調。打線が後半に追い付く粘り強さを見せたが、最後まで投手陣が踏ん張り切れなかった。
文・沼田悟
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