6月15日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと横浜DeNAの「日本生命セ・パ交流戦」第2回戦は、4対3で福岡ソフトバンクが辛勝。先発した高橋礼投手は7勝目を挙げ、森唯斗投手は19セーブ目を挙げた。
福岡ソフトバンク先発の高橋礼投手は初回、先頭の神里和毅選手に安打を浴び、2死から2者連続四球を与え、満塁のピンチを招く。続く楠本泰史選手を一ゴロに打ち取ったかと思われたが、一塁手・グラシアル選手が痛恨の失策。制球難とミスが重なり、先制点を献上した。
しかし、直後の1回裏、福岡ソフトバンクが反撃。上林誠知選手の二塁打からチャンスを作ると、グラシアル選手の内野ゴロの間に同点に。さらに3回裏の内川聖一選手の6号ソロ、4回裏のグラシアル選手の15号ソロでリードを握り、3対1と試合をひっくり返した。
リードする福岡ソフトバンクは6回裏、「同期の藤岡との対戦だったので、わくわくして打席に入りました」と語る松田宣浩選手が、横浜DeNA2番手・藤岡好明投手からタイムリーを放ち、1点を追加。援護を受けた高橋礼投手は、初回以降2塁を踏ませない快投を披露し、7回1失点の内容でマウンドを降りた。
3点リードの福岡ソフトバンクは8回表、モイネロ投手が先頭打者に四球を与えるも、落ち着いて後続を打ち取って無失点でつなぐと、9回表は森唯斗投手がロペス選手の12号ソロと、代打・佐野恵太選手のタイムリーで2点を失ったが、4対3で辛くも逃げ切って試合終了。
7回99球、4安打4奪三振2四球1失点(自責0)の快投で7勝目をつかんだ高橋礼投手は降板後、「初回は慎重になりすぎてコースを狙いすぎてしまった。2回以降は大胆に投げることと、テンポ良く投げることを心がけました。次の試合では、初回から自分の投球ができるようにしたい」とコメントした。
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