福岡ソフトバンク、投手陣崩壊で被安打13、8失点。連敗でパ・リーグ3位転落

パ・リーグ インサイト

2019.6.12(水) 21:22

福岡ソフトバンクホークス・福田秀平選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・福田秀平選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月12日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと阪神の「日本生命セ・パ交流戦」第2戦は、2対8で福岡ソフトバンクが敗戦した。これで福岡ソフトバンクは引き分けを挟み2連敗。パ・リーグ3位に転落した。

 福岡ソフトバンク先発は和田毅投手。初回からランナーを背負いながらも、要所を締める投球で3回まで無失点で切り抜ける。

 援護したい打線は、3回裏に先制に成功する。2死3塁の場面で福田秀平選手の放った打球はセカンドの前に転がり、快足を飛ばして最後は一塁にヘッドスライディング。これが適時内野安打となり、1点リードを握った。

 しかし、和田投手がその1点を守り切れない。阪神・梅野隆太郎選手から、4回表に逆転2ランを浴びると、6回表にも2点適時打を打たれ、3点差とされる。6回途中4失点で降板した和田投手は「粘らなければいけないイニング、打者、カウントで粘ることができなかった。チームに申し訳ない」と振り返った。

 3点を追う6回裏には、福田選手が4号ソロを放ち、追い上げをムードを見せる。しかし、7回表にも阪神に追加点を奪われ万事休す。2対6とリードを許し、試合の主導権を失った。

 8回表には阪神・植田海選手にプロ初ホームランを浴びるなど、リリーフ陣も終盤以降、食い下がれず。最後の攻撃でも得点を奪えぬまま、2対8で試合終了。福岡ソフトバンクは、福田選手が全打点を挙げて気を吐くも、逆転を許す展開となった。先発した和田投手やリリーフ陣も阪神の勢いを止めることができず、13安打8失点と打ち込まれ完敗した。

文・小川和弥

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