ホークスが左腕3枚で“虎退治”へ 工藤監督「去年までの阪神さんとは違う」

Full-Count 藤浦一都

2019.6.10(月) 14:41

福岡ソフトバンク・工藤監督※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)
福岡ソフトバンク・工藤監督※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

阪神打線を警戒、左腕3人でも「球種がすべて同じというわけではないし、出てくる角度も違う」

 10日、福岡ソフトバンクはヤフオクドームで先発投手陣の練習を行った。11日からは、本拠地に阪神と横浜DeNAを迎えての6連戦。最初の阪神戦はミランダ、和田毅、大竹耕太郎の左腕トリオが先発する。

 11日から対戦する阪神のイメージについて「今年の方が打っているイメージがあります。去年までの阪神さんとは違うかなと思います」と語る工藤公康監督。その打線に対してミランダ、和田、大竹の左腕3枚で挑む。

 左腕3枚が続くローテに「珍しいですね」とひと言。そのうえで「バンデンハークの肘の張りもあって、そこはミランダで、となりました。交流戦終わりには編成(の変更)もできるので、また考えながらやっていきます」とした。左腕が続けば、当然、相手打者の慣れも考えられるが「球種がすべて同じというわけではないし、(球が)出てくる角度も違う。右投手が続いても違和感ないでしょ? ローテの中でどうやってもそうなることはある。今いるメンバーで最善を尽くすだけです」と語った。

 交流戦6試合を終えて5勝1敗という成績には「3連勝、3連勝は難しい。故障者や1試合全部を出られない選手がいる中で、みんなよくやってくれていると思います」と選手たちの奮闘を称えた。また、広島戦で3試合スタメンから外れた今宮健太については「明日(11日)の状態とトレーナーの報告を聞いてからになります」と、引き続き慎重に対応していくことになりそうだ。

 3軍メンバーに入って韓国遠征に出た上林誠知について「明日から2軍に合流します。試合勘や自分の感覚もあるでしょうし、緊張感のある中で試合に出れば疲労も違う。それを見てからの判断になります」と、こちらも慎重な姿勢を崩すことはないが、復帰に向けて前進している知らせに少し安堵の表情も浮かべていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

記事提供:Full-Count

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