3回以外は全て先頭打者を出すも…「野手の方とリリーフの方に頑張っていただいた勝利」
■千葉ロッテ 5-4 阪神(交流戦・5日・ZOZOマリン)
千葉ロッテの岩下大輝投手が5日の阪神戦に先発登板。5回まで119球、6安打6四死球と苦しみながらも阪神打線を3失点に抑える粘投を見せ、自身5試合ぶりとなる今季2勝目を挙げた。
「疲れました……」と、ヒーローインタビューで語った岩下。3者凡退に終わった3回以外、全て先頭打者に出塁を許し、得点圏まで進められるという投球を「相当苦しんでましたね」と振り返った。
苦しむ要因となったのが、自己ワーストを記録した6つの四死球。制球を乱した要因について「ファーストストライクを取るのに2、3球かかってしまったり、初球からどんどん来るバッターに対してもボールで入ってしまったりと、いろんなことが重なってしまった」と話した。
自己最多の119球を要しながらも5回3失点。「(ピンチを)最少失点で(抑えたことが)こういう流れになったのだと思います」と、大量失点に繋げない粘りを見せ、4月17日の福岡ソフトバンク戦以来、5試合ぶりとなる今季2勝目につなげた。
この5試合、好投を見せながらも勝利がつかないこともあったが「こういう自分が悪いときに、点を取ってくれたり、守ってくれたりということもある」と、改めて攻守でバックアップを見せた野手陣に感謝。お立ち台では「野手の方とリリーフの方に頑張っていただいた勝利だったので、これはまた嬉しいなと思います」と、選手全員でつかんだ1勝の喜びを実感していた。
久々の勝利に「長かったです」と、しみじみ語った岩下。「(この勝利で)乗っていきたいですね。勝ちがつかないと多少不安になる気持ちもわかったので、この流れに乗ってもっと勝てるように頑張ります。次も勝ちまーす!」と、ファンに向かって次回からの連勝を約束していた。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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