オリックス・田嶋大樹が今季初勝利。西野真弘の連続適時打で試合を決める

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2019.6.5(水) 21:14

オリックス・バファローズ 田嶋大樹投手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 田嶋大樹投手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月5日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対横浜DeNAの「日本生命セ・パ交流戦」第2回戦は、5対0でオリックスが勝利した。田嶋大樹投手が今季初登板、打線もこれを援護するという、投打かみ合った試合運びとなった。

 オリックスが先手を取ったのは2回表、本日32歳の誕生日を迎えた5番・小島脩平選手が横浜DeNAの先発・東克樹投手から二塁打を放って1死2塁のチャンスを作る。続く6番・大城滉二選手のレフトの頭上を越える適時二塁打で1点を先制した。

 オリックス先発は今季初登板の田嶋大樹投手。走者を背負う場面でも落ち着いた投球を見せて得点を許さず、5回まで安定した制球力で無四死球。横浜DeNAに得点を許さなかった。

 好投を続ける田嶋投手を援護したい打線は5回裏、2死を取られるも9番・若月健矢選手がレフトフェンス直撃の二塁打を放ちチャンスメイク。上位打線に回って1番・小田裕也選手と2番・中川圭太選手にそれぞれ適時打が生まれ、3連打で2点を追加しリードを3点に広げた。
 
 田嶋投手は6回の先頭打者に四球を出したところで降板。比嘉幹貴投手にスイッチした。比嘉投手はいきなり1塁走者をけん制でアウトにすると、続く宮崎敏郎選手、ソト選手という2人の強打者をわずか4球で仕留めるパーフェクトリリーフを見せた。

 流れを完全につかんだオリックスは追撃をかける。6回裏、3者連続四球で1死満塁とすると、8番・西野真弘選手の放った打球はレフト前へ落ち、これが適時打となり1点を追加。さらに8回裏、2死1塁から西野選手が適時二塁打を放ち1点を加え、スコアは5対0になった。

 オリックスは小林慶祐投手、近藤大亮投手と無失点継投でつなぎ、9回を海田智行投手が締め、試合終了。オリックスが5対0と完封リレーで2戦目を取り、対戦成績を五分に戻した。先発田嶋投手は復帰戦となる今季初登板で白星を手にした。打っては、西野選手が2打席連続の適時打で試合を決めた。

文・丹羽海凪

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