6月4日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと阪神の「日本生命セ・パ交流戦」の初戦、千葉ロッテは3対11と大敗を喫した。一度は同点に追い付くものの、投手陣が終盤に崩壊。交流戦の初戦を落とした。
交流戦初代王者の千葉ロッテの先発は、福岡ソフトバンク・和田毅投手に並ぶ交流戦通算2位タイの24勝を誇る涌井秀章投手だった。しかしいきなり阪神打線につかまってしまい、2者連続タイムリーで初回からビハインドを背負った。
2回表に守備の乱れで失点し、3点ビハインドで迎えた2回裏。千葉ロッテは阪神の先発・メッセンジャー投手をヒットと四球で攻めると、三木亮選手の犠飛で1点を返す。さらに、2死満塁の場面で荻野貴司選手が2点適時打を放ち、3対3と一気に試合を振り出しに戻した。
しかし5回表、阪神・梅野隆太郎選手にホームランを許し、3対4と勝ち越されてしまう。
反撃を待つ千葉ロッテ投手陣だったが、踏ん張り切れなかった。8回に登板した西野勇士投手が糸井嘉男選手に特大の2ランホームランを打たれて、再びリードを3点に広げられてしまう。9回表には、大腸がんから実戦復帰を果たした阪神・原口文仁選手にもタイムリーが出るなどし、この回一気に5失点。大差をつけられた9回裏は反撃ならず、3対11で大敗を喫した。
千葉ロッテは、被安打16、11失点と投手陣が崩壊。打線も6安打で3得点と沈黙した。
文・小川和弥
記事提供: