6月2日、ファイターズ鎌ケ谷スタジアムで北海道日本ハム対東京ヤクルトのイースタン・リーグ公式戦が行われた。第12回戦となったこの試合は、8対7で北海道日本ハムがサヨナラ勝利を挙げた。
試合は激しい点の取り合いとなった。北海道日本ハムの先発・北浦竜次投手は、2回表、無死2,3塁のピンチを迎える。ここで東京ヤクルトの7番・吉田大成選手にタイムリー、さらに2死1,2塁から、1番・渡邉大樹選手に3ランを浴び、4点の先制を許してしまった。
続く2回裏、北海道日本ハム打線は即座に反撃。東京ヤクルト先発・寺島成輝投手から1死1,2塁とすると、8番・今井順之助選手が変化球をタイミングよく引っ張り、ライトスタンドへ飛び込む第2号3ラン。3点を返し、1点差に迫った。
試合は1点差のまま、6回表に突入。この回からマウンドに上がった北海道日本ハムの2番手・立田将太投手は、8番・松本直樹選手にタイムリーを浴び、リードを広げられた。
しかし、北海道日本ハムは8回、9回を斎藤佑樹投手、藤岡貴裕投手がそれぞれ3者凡退に抑え、反撃の機会をうかがう。それに打線が応えたのは、9回裏。四球と相手のミスで無死1,3塁とすると、8番・今井順之助選手が一、二塁間を破るタイムリー。さらに、1番・姫野優也選手がレフト前へ抜けるタイムリーで2点を加え、同点に追い付いた。
延長10回表、回またぎした藤岡投手が2失点してしまうが、すぐに打線が取り返す。その裏、2死満塁から途中出場の9番・田宮裕涼選手が必死のヘッドスライディングで内野安打をもぎ取り、1点差。さらに姫野選手の打球がエラーを誘い、ついに同点に。北海道日本ハムは諦めずに食らい付き、ここにきて試合は7対7の振り出しに戻った。
そして、5番手・浦野博司投手が、1死満塁のピンチをダブルプレーでしのいで迎えた11回裏。1死から森山恵佑選手が、東京ヤクルト・大下佑馬投手の外角の球を振り抜く。打球はフェンスに駆け寄る外野手の頭上を越えて、レフトスタンドへ。4番打者の第5号サヨナラホームランで、延長戦にもつれた打撃戦は決した。
北海道日本ハム対東京ヤクルトのイースタン・リーグ公式戦、第12回戦は、8対7で北海道日本ハムが勝利。点を取られながらも追いすがり、離されず、最後は4番の一振りで決着をつけた。
1234567891011 計
ヤ 04000100020 7
日 03000000221 8
ヤ 寺島成輝-中尾輝-久保拓眞-屋宜照悟-鈴木裕太-中澤雅人-蔵本治孝-●大下佑馬
日 北浦竜次-立田将太-斎藤佑樹-藤岡貴裕-○浦野博司
文・丹羽海凪
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