5月29日、京セラドーム大阪で行われるオリックスと福岡ソフトバンクのカード第2戦。28日の試合では、山本由伸投手が7回無失点の好投を見せたオリックスが勝利。ここまで4カード連続で勝ち越せていないだけに、ここで一気に決めたいところだ。対する福岡ソフトバンクは打線が8安打を放ちながらも、1得点と決定打を欠き3連敗。敗れた3試合ではいずれも先制点がないだけに、序盤から打線の奮起が期待される。
【今季対戦成績】
オリックス→2勝7敗、福岡ソフトバンク→7勝2敗
【オリックス】松葉貴大投手 4試合0勝3敗 16.2回 11奪三振、防御率6.48
【福岡ソフトバンク】大竹耕太郎投手 8試合1勝2敗 55回 37奪三振、防御率1.96
オリックスの先発は松葉貴大投手だ。ここまで4試合に登板して3敗と苦しい投球が続いているが、右打者に対して被打率.300であることも要因の1つであると言えるだろう。福岡ソフトバンク打線にも数多くの強力な右打者が名を連ねるが、この試合で弱点克服といきたいところだ。
福岡ソフトバンクは大竹耕太郎投手が先発のマウンドへ上がる。開幕から好投を続けてきたが、5月22日の玉西武戦では5回途中6失点(自責点4)で今季初のノックアウト。しかしながら、オリックスに対しては2試合に先発し、15.1回を投げて無失点と圧倒している。前回登板の反省を生かしつつ、今季2勝目を狙う。
オリックスで期待したいのが小田裕也選手だ。28日の試合では4打数3安打と、今季初となる猛打賞の活躍で勝利に貢献。まだ15試合の出場ではあるが、打率も3割に乗せた。ただ、打席数が少ないという事実はあるものの、今季は左投手からはまだ安打が生まれていない。左腕・大竹投手を相手にその起用法にも注目だ。
福岡ソフトバンク野手陣ではデスパイネ選手に注目だ。28日の試合でも2安打を放つなど、ここ5試合で9安打の活躍。やや調子を落とし気味の打線において、ただ1人気を吐いている。5月だけで10本塁打と自慢の長打力も復活しているだけに、チームの連敗を止める豪快な一発を期待したい。
文・吉田貴
記事提供: