大谷翔平選手の二刀流カギ握る存在、メジャー600発プホルス選手の思い
当初の予想より「DH」での出場数が増える可能性が浮上しているエンゼルス大谷翔平選手。オープン戦ではすでに投打でデビューを果たし、起用法への注目が高まっている。
その中で米紙「USAトゥデー」が大谷選手のDH出場のカギを握る存在を直撃し、特集を組んでいる。「ショウヘイ・オオタニが歴史に名を刻もうとしている中で、アルバート・プホルスの手助けが役立つことになるだろう」との見出しで伝えている。
大谷選手がDHで出場するにはメジャー600発を誇る主砲プホルス選手が一塁を守る必要がある。同紙はこの点について、大谷選手が二刀流を続けるための「Xファクター」とし、プホルス選手の思いを伝えている。
今年1月で38歳になったベテランは記事の中で「誰もそれについて何も話してくれていないんだ。ただ単に、全体的なプランがわかっていないんだよ」と困惑気味に語り、「彼ら(エンゼルス)が自分をどうしたいのか、注目していくことになるね」と胸中を明かしている。
近年は一塁での出場が激減も、本人は「ノー・リミット」
一方、守備については「毎年一塁を守る準備をしているんだ。だから、なぜみんながそのことについて騒ぎたてるのかがわからないよ。自分が一塁の守り方を学ばないといけない、という感じでね。笑ってしまうよ」と、問題がないことを強調。
「過去数年は思うようにトレーニングができなかったんだ。手術もあったからね。今は、ノー・リミットさ」と語っているという。
エンゼルスは大谷選手の二刀流起用に向け、6人ローテを模索。一方、DHで起用するためにプホルス選手の一塁起用を増やしていく必要がある。38歳は2006年、2010年にゴールドグラブ賞を受賞しているものの、カージナルスからエンゼルスに移籍した2012年以降、DHでの出場が増加。一塁での出場は2015年は96試合、2016年は28試合、2017年は6試合と減少している。しかし、本人は一塁を守ることを前向きにとらえているようだ。
メジャー歴代7位の614本塁打、同9位の1918打点を誇るプホルス選手は昨季も23発、101打点を記録しており、チームの主軸を担う存在。そんな38歳が再び一塁での出場を増やしていくのか。
ソーシア監督も記事の中で「彼は我々がラインアップに柔軟性を得るのに一塁手として十分プレーできる。そして毎試合、より多くの選択肢を与えてくれる」と期待を寄せており、今後の起用法が注目される。
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