5月24日、メットライフドームで行われた埼玉西武と北海道日本ハムの第10回戦は、14安打10得点と爆発した埼玉西武が10対5で大勝。1点差で迎えた中盤、外崎選手の2ランなどで一挙に逆転した。北海道日本ハムは投手陣が崩壊し、連勝はならなかった。
試合は打撃戦となり、初回から埼玉西武打線がつながりを見せる。先頭の秋山翔吾選手が二塁打で出塁し、犠打で進塁すると、3番・外崎修汰選手が先制の適時二塁打。2死から、森友哉選手にも適時打が飛び出し、1回裏から2対0とした。
2回表、北海道日本ハムが反撃。1死から渡邉諒選手が埼玉西武の先発・榎田大樹投手から同点弾を放ち、3回表には西川遥輝選手のタイムリーで3対2と勝ち越しに成功した。
しかし5回裏、埼玉西武がビッグイニングを作る。先頭の金子侑司選手が二塁打を放って盗塁すると、源田壮亮選手の二塁打でホームにかえり、同点。そして続く外崎選手が北海道日本ハム先発・加藤貴之投手の直球を捉え、「逆方向にアップルパンチ!」。5対3と一気に逆転した。さらに中村剛也選手にも2点適時打が飛び出し、7対3と点差を広げる。
北海道日本ハムは6回表、中田翔選手のタイムリーと清宮幸太郎選手の犠飛で2点を返すが、埼玉西武打線がダメ押し。直後の6回裏、外崎選手の適時三塁打と山川選手の犠飛で2点を追加すると、8回裏に秋山選手の本塁打でとどめを刺し、10対5で大勝した。
勝利した埼玉西武は、先発の榎田投手が6回途中5失点と崩れたが、14安打10得点と打線爆発。外崎修汰選手は、勝ち越しの2ランを含む3安打4打点、「サイクルリーチ」の活躍を見せた。北海道日本ハムは先発の加藤貴投手が5回途中5失点し、5投手中4投手が失点した。
文・沼田悟
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