5月23日、札幌ドームで行われる北海道日本ハムと楽天のカード最終戦。22日の試合では、打線が小刻みに得点を重ね、救援陣がリードを守り抜いた楽天が勝利。カード勝ち越しを決め、連勝を4に伸ばした。一方の北海道日本ハムはここまで4連敗とやや元気がない。この試合でチームに流れを呼び戻したいところだ。
【今季対戦成績】
北海道日本ハム→4勝7敗、楽天→7勝4敗
【北海道日本ハム】杉浦稔大投手 2試合1勝0敗 10回 12奪三振、防御率0.00
【楽天】辛島航投手 7試合3勝1敗 40回 33奪三振、防御率3.60
北海道日本ハムの先発は杉浦稔大投手だ。今季はここまで2試合に先発し、いずれも5イニングを投げて無失点、許した安打も2試合でわずかに1本のみと好投を続けている。楽天とは、5回を無安打、無得点に抑える快投を見せた4月23日以来の対戦となる。短いイニングでどこまで結果を残すことができるか。
対する楽天の先発は辛島航投手。16日の北海道日本ハム戦では、7回1失点と先発投手としての役割を果たすも、味方の援護に恵まれず、敗戦投手となった。北海道日本ハムに対しては3試合で防御率0.90と抜群の相性を誇るだけに、チームトップとなる4勝目を狙いたい。
楽天打線では茂木栄五郎選手に注目したい。22日の試合では、勝ち越しとなる5号ソロを含む2安打2打点の活躍。打率も.302に到達した。好調のリードオフマンの一振りで、序盤からチャンスを演出していきたいところだ。
一方の北海道日本ハム打線では近藤健介選手に注目だ。22日は長打2本と中軸としての役割を十分に果たした。ここまでチャンスを作りながらも得点に結びつけられない歯がゆい展開が続いているだけに、重い空気を打ち破る快音に期待したい。
文・吉田貴
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