5月21日の18時から、札幌ドームにて北海道日本ハムと楽天のカード初戦が行われる。福岡ソフトバンクとの2連戦に連敗し、またも勝率5割に逆戻りした北海道日本ハムと、2試合連続で千葉ロッテに逆転勝利し、単独2位に立つ楽天。混戦のパ・リーグAクラスから、頭ひとつ抜け出すのはどちらか。見どころを紹介していく。
【今季対戦成績】
北海道日本ハム→4勝5敗、楽天→5勝4敗
【北海道日本ハム】金子弌大投手 10試合1勝2敗 33.1回 23奪三振、防御率3.51
【楽天】塩見貴洋投手 今季初登板
北海道日本ハムの先発は金子弌大投手で、今季楽天との対戦は3試合目になる。チーム方針もあって2試合で7.2回と、長いイニングは投げていないものの、防御率1.17と相性が良い。この試合でも楽天打線を封じ、再び貯金を作る手助けができるか。
一方、楽天先発の塩見貴洋投手は、今季一軍初登板。二軍では3試合に登板し、防御率0.00と格の違いを見せつけている。Wエースの不在により苦しい状況に置かれながら、打撃力でAクラスに食らいついているチームだけに、ここで快投を見せることができれば、これからのシーズンにおける分岐点となるだろう。その左腕にかかる期待は大きい。
金子投手を援護する北海道日本ハム打線では、大田泰示選手に注目だ。打率3割をキープしつつ、安打・本塁打・打点部門でチームトップの成績。さらに楽天戦では、対チーム別最高の打率.381、4本塁打を記録している。その打席は見逃すことができない。
楽天打線では、ブラッシュ選手に注目だ。5月15日の北海道日本ハム戦では2本塁打6打点の大暴れを見せ、球団史に残る8点差大逆転劇の立役者となった。この試合も、北海道日本ハム投手陣にさらなる苦手意識を植えつけるような一撃に、期待せずにはいられない。
文・鈴木海斗
記事提供: